ルアーフィッシングの歴史

ビーちゃん

2017年01月19日 23:23

ロッドをもっと深く理解するために
ルアーフィッシングの歴史も
知っておいた方がいいかも。

というわけで
私の調べた範囲でご紹介します。


遊漁としてルアーフィッシングが登場したのは
17世紀ごろだと言われています。

昔からの言い伝えで
ピクニックで食事をしているとき
誤って湖にスプーンを落としてしまい
その沈むスプーンに魚が反応したというのが
ルアーフィッシングのきっかけだそうです。

日本にルアーフィッシングが入ってきたのは
昭和初期のころだと言われています。

上流階級と呼ばれる人たちが
日光の中禅寺湖で楽しんでいたのがはじまり。

ルアーフィッシングが一般に知られたのは
第二次世界大戦後だそうです。

アメリカの駐屯兵の人たちが
余暇にルアーフィッシングを楽しみました。

家族や仲間とのコミュニケーションを図るため
ある兵はニジマスを狙って管理釣り場へ。

管理釣り場の頭に「国際」が付く釣り場は
もともとは駐屯兵がお客さんだったそうです。

また、ある兵はバスフィッシングへ。

それを見た我々日本人が興味を持ち
少しずつ認知されていったようです。


そういえば
ルアーフィッシングの中でも
バスフィッシングについては
過去に何度かブームになっています。

直近でブームになったのは90年代でしょうか。
芸能人も釣具メーカーのカタログの表紙に。
グラウンダー武蔵という漫画もありました。
バブル崩壊直後のことです。

メガバスのルアーがなかなか手に入らず
なんてこともありましたね。

今ではそんなブームもすっかり落ち着きました。
背景には、釣り人口の減少があるようです。

2004年には釣り人口は1490万人でしたが
2013年には770万人と半減してしまいました。
おそらく、今後も減少傾向だと思います。


釣り人の数は減りつつも
釣りアイテムの進化は止まりません。

例えば、20年ほど前までは
河口でシーバスを釣るロッドは
トラウトロッドで代用してたのですから。
今では専用ロッドが当たり前です。

ラインも、PEラインが登場し
それにより、新しいメソッドが開発され
ラインガイドの形状も変わりましたね。

ロッドの素材や製法についても
カーボン素材をメインに使うのは同じでも
金属粉末の使用、異素材をコンポジットなど
年々進歩しているのがわかります。

ルアーについても同様です。
特にバスルアーの変化が凄まじい。
ビッグベイトやマグナムスプーン、
アラバマリグなどの巨大化(笑)が進んでます。


ルアーフィッシングのターゲットも多彩に。
シーバスの影に隠れていたヒラメは
いまやメジャーなターゲットになりました。

メバルやアジなどの小型魚も
メバリングやアジングなどという名称で
立派なターゲットになりました。


内水面の釣りでは、管理釣り場がブームに。
ライトタックルで身軽に楽しめるため
大人から子供、女性からも注目されました。

その人気も、今ではだいぶ落ち着きましたが
国内には150ヶ所ほどの釣り場があるそうです。



そんなわけで
現在のルアーフィッシングは
ツールはどんどん進化しています。

釣り人口は減少傾向にあるので
本当に釣りが好きな人にとっては
落ち着いて釣りができる環境に
なってきているように思います。

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