ソリッドとチューブラー

ビーちゃん

2017年01月28日 11:03

ソリッドとチューブラーという言葉。
何を言っているか、わかりますか。

ロッドやミノーなどの構造について
語られることが多い言葉です。

ソリッドとは
・個体
・硬質
・密である
といった意味です。

釣り用語としては
・中身が詰まっている
のような意味で使われることが多いです。


チューブラーとは
・管状
という意味です。

言葉そのもので、チューブ状のことです。


これらの言葉は、ルアーロッドについては
ブランクの構造と関係があります。


ロッドのブランクについては
一般的にはチューブラーで作られます。

ブランクの作り方としては
カーボンシートを鉄芯にくるくる巻いて
それを窯で焼いてブランクが完成します。

窯から出したら鉄芯を抜きますので
ブランクは当然、チューブ状になります。

これらの構造は
ロッドを高性能、低コストで製造するため
おのずとそうなったものと思われます。


しかし、一部の開発者やユーザー
はたまた、テスターかもしれませんが
ソリッド構造のメリットが注目され
製品化されたのではないか、と思います。

それぞれの特徴についてですが

チューブラーのメリット
・軽い
・高感度
・ねじれに強い

チューブラーのデメリット
・ティップは太くなりがち

ソリットのメリット
・しなやか
・トルクがある

ソリッドのデメリット
・重い
・低感度
・ねじれに弱い

ルアーロッドでのソリッド構造は
ティップ部だけに用いられることが多いですが
ロッド全体をソリッドにしたものもあります。

ティップをソリッドにする目的は
ノリを良くすることです。


エリアロッドでは
こんなソリッドティップを用いたロッドがあります。

ダイワ プレッソ PRESSO−LTD AGS 60ULーSMT




また、アジングロッドなどでは
ソリッドティップとチューブラーティップ
同モデルで2タイプ存在するロッドもあります。

バスロッドでは
村上晴彦さん監修のハートランドシリーズに
フルソリッド構造のロッドがあります。

チューブラーというカテゴリのロッドでも
細い鉄芯に薄いカーボンシートを何層にも巻き
肉厚にして強度、トルクアップを図ったロッドもあります。

Gクラフト(ジークラフト)セブンセンス ミッドウォーターPE SEVEN-SENSE PE MWS-862−PE魚心観





このように、ルアーロッドの構造として
チューブラーとソリッドがありますが
それぞれメリット、デメリットがあります。

どんなコンセプトで設計されたかを十分理解し
自分の釣りにマッチしたロッドを選んで下さい。

関連記事